まるで、オフコースですね
前に、老人ホームのお手伝いをしていると書きましたが、
(以前のブログ記事 やさしい超熟女たち、ひかり輝くプレゼント)
事情があって、先日その最後の日を迎えました。
3か月ほどの期間でした。なかなかお世話が上手にならず時間が
かかってしまう私に、穏やかに微笑んでくださったり、
なんでまた~というような、ひどい言葉で怒られたり、叩かれたり、
引っかかれたり、いろいろありましたが、アラ90~アラ100の
超熟女のみなさまとの良い思い出が残りました。
いつも私が食事の介助をさせていただいた方は、その日は食が進まず、
唯一、私の名前を覚えてくださった方もその日はずっと仏頂面。
普段あまり話されない方も寝る準備の時に、私がここで一緒に寝るのか?と、
そして一緒にいて欲しいと何度も言われ、私がここに来るのが今日で最後で
あることが伝わったのかなと驚きました。
口にする言葉の半分以上が憎まれ口の方も、私の食事のことを心配して
くださったり、お世話をさせていただくたびに、ありがとう、ありがとうと
毎回丁寧に言っていただく(時には手を合わせて)方もいらっしゃって、
もう、そこに行ってお手伝いできないのが本当に申し訳ないです。
とりあえず、これから私が介護すべきは、自分の親。
まずは自分の仕事をしながら、身内のお世話をちゃんと
できるようにならないと。
その日、その方々に「今日で最後です、さようなら」とはとても言えず、
かと言って「また会いましょう」と約束もできず、個室のベッドに横たわる
みなさんの手を取り、ただ一言「ありがとうございました」としか
言えませんでした
最後に仏頂面だった方は、電気を消して部屋から出ていこうとする私に
「綺麗だねぇ」と言ってくださいましたよ
「さようなら」という言葉は、本当に口にするのが難しいですね。
独り言でも言葉にするのが怖いくらい。とても重い言葉です。
でも、どうしても言わないといけない時もあって…。
簡単に言えない分、言ってしまったからには、その心の痛みを感じつつ、
相手のこれからの幸せを願い、そして自分もがんばる。
そんな力のある言葉かもしれないと思いました。


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